エグゼクティブのイメージコンサルタント・パーソナルスタイリストの友惠です。
40代に差し掛かり、ビジネスをさらなる高みへと導こうとする医師や開業医の皆様。診療のみならず、学会やセミナーの企画・登壇、さらには公の場での発信機会が増えているのではないでしょうか。
しかし、キャリアのステージが変化しているにもかかわらず、10年前と同じファッションの選び方を続けてしまい、何を着るべきか分からず迷うこともあるでしょう。特に、論理的思考を重視する医師の方々にとって、感覚的な要素が求められるファッションの世界は難解に感じられるかもしれません。本稿では、白衣以外でも信頼を得られる医師・エグゼクティブのためのファッション戦略をご紹介します。
Table of Contents
医師・エグゼクティブに必要なワードローブ
私は、多くのエグゼクティブ・医師のファッションに関わり14年。あなたのワードローブは、バランス良くワークしていますか?現状を知らないと、目指す方向は見えませんので、課題認識からスタートです。厳選して、必要なものだけを効率良く揃えましょう。下記1つでも該当するものがあれば、今一度見直しが必要でしょう。
- 20代の頃と変わらない服の選び方をしている
- スーツを着る機会が学会やフォーマルな場のみで、普段は着ない
- チノパンとポロシャツが定番スタイルになっている
- ワードローブがマンネリ化し、新しいスタイルに挑戦できていない
- 所有する服は多いが、実際に活用できるアイテムが少ない
- 衝動買いを繰り返し、結局着ないままクローゼットに眠らせている
- 「勝負服」を持たず、重要な場面で自信を持てない会の時しか着ない
まずは、パワージャケットを
例えば、シャツのボタンを開け、Tシャツと組み合わせるラフなスタイル。一般的ですが、プロフェッショナルな印象にはつながりにくいものです。まずは、自身を引き立てる パワージャケット を一着持ちましょう。
ファッションは「お洒落をすること」ではなく、「洗練された印象を与えること」が重要です。洗練とは、清潔感と着こなしの巧みさが共存し、自分自身の魅力を理解していることの証明でもあります。
白のアイテムに投資する
白いアイテムは品質の優劣が一目で分かるため、選択には慎重さが求められます。Tシャツやドレスシャツは特に、上質なものを選びましょう。
30代で違和感なく着こなせていたものが、ある日突然しっくりこなくなったと感じることはありませんか? それは変化のサインです。体型や顔立ちの変化に応じ、選択基準を見直すことが必要です。
勝負スーツを持つ
スーツは、エグゼクティブとしてのアイデンティティを表す重要な要素です。あなたが医師やプロフェッショナルとして、どのような関係性を築きたいのかを示すシンボルとなります。自身の地位やステータスに見合った 勝負スーツ を手に入れましょう。
スーツ選びのポイント:
- タイトすぎず、ルーズすぎない、洗練されたシルエット
- 高品質な素材を用いたものを選ぶ
- ブランド名だけに囚われず、自分に似合うものを見極める
スーツの価格と品質は必ずしも比例しません。最も重要なのは、着る人自身の自信と、堂々とした振る舞いです。
勧められるまま、本当に似合っている?
販売員の「お似合いですよ」という言葉に惑わされてはいけません。なぜ似合うのか、または似合わないのかを論理的に説明できるかどうかが重要です。
「欲しいもの」と「必要なもの」は必ずしも一致しません。衝動買いを避け、計画的にワードローブを整えましょう。
老けない・若作りでない
40代を過ぎると、外見の印象が二極化します。
- 年齢以上に老け込んで見える人
- 過度に若作りし、不自然に見える人
どちらも避けるべきです。適度な若々しさと洗練されたスタイルを維持することが、エグゼクティブとしての資質を示すポイントになります。
ヘアスタイルにも気をつかう
髪型もファッションの一部として捉えましょう。男性の場合、全体の印象の 50% 近くがヘアスタイルで決まるといわれています。ファッションと髪型は 5:5 のバランスで影響を及ぼします。
ヘアスタイルのポイント:
- 自身の理想のスタイルを意識し、美容室に赴く
- 仕上がりのイメージを明確に伝える
- 顔型や髪質、ファッション全体との調和を意識する
清潔感のあるヘアスタイルは、業種を問わず求められる必須要素です。
服装は自己表現のツールです。 40代は、エグゼクティブとしての力量を示す重要な時期。適切なスタイル戦略を立て、プロフェッショナルとしての信頼を確立しましょう。
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エグゼクティブ向けスタイリングサービスについては、過去の記事もご参照ください。